W様邸
町屋~風の通り道~安心して暮らせる家
-
- AFTER
-
1717サイズという、普通の1坪サイズよりちょっとおおきなシステムバス。
背中を流してもらうスペースも十分にあります。
窓サッシは、ブラインド内蔵で中庭を眺めながら入浴できます。
- BEFORE
-
30㎝あがって脱衣場、10㎝またいで40㎝しかない入り口から60㎝x70㎝の浴槽につかります。
タイル貼りで、冷たい洗い場。通り土間は、サッシで囲ってありますが、すきま風が吹きすさびます。
お風呂に入るだけでも、ご老体にはかなりきついようです。
-
- AFTER
-
広くなり、手すりも完備で安全・快適になった洗面脱衣室。
通り土間の真ん中にあった洗面台・洗濯機も、バリアフリーです。
台所に、窓で隣接しているので、見守りも楽になりました。
- BEFORE
-
中庭の一部、仕事場?だった場所に脱衣・浴室を設置します。
片付ける前は、工具と材料が散乱していました。
ビニルトタンの屋根は母屋の屋根とつなげて、少し高くします。
-
- AFTER
-
シロアリの入っていた木部を撤去して、土壌処理後、湿気対策で、防水コンクリートを打設。
ここまで床を下げても、天井高が不足しているので、直貼りの樹脂フロアー(7ミリ厚)で施工しました。
万一結露しても、床が腐ることはありません。
- BEFORE
-
台所横の部屋(元は通り土間)は、以前の工事でコンクリート打設済みでした。
この部屋以外はシロアリだらけで、根太までスカスカ。床下の土も湿っていました。
画像クリックで拡大します
町屋独特の造り、「ウナギの寝床」と呼ばれる、間口が狭く奥行の長い家。
元々は、軍隊の整備兵だった旦那様が、帰還してから始められた自動車整備のお店。
通りに面した店屋と中庭、そして一番奥の母屋。間口が6m、奥行は30m程もあります。
この家を、器用な旦那様がDIYで少しずつ直してきました。しかし、御年94歳ともなれば無理もできません。
3人の娘さんが交代で週3回お世話してくれています。
娘さんが介護される中で、お風呂が狭くて段差があるので、
危なっかしくていけないということで今回の改修となりました。