H様邸
心あったかリフォーム~古民家らしさを残して、暮らしやすい家に~
-
- AFTER
-
歴史の証でもある天井・梁は残して、暖かく暮らせるLDKを考え、
薪ストーブを中心に、スッキリ・明るいイメージに仕上げました。
床高を70㎝ほど上げましたが、まだ天井高は3.6mあります。
冬は薪ストーブで家中が暖かく、夏は裏山からの風が玄関へ抜けて、冷房いらずのさわやかさです。
- BEFORE
-
昔ながらの三和土土間に並んだ、シンクと棚。
山水を引き込んで流しっぱなしの「水屋」もあります。
冬は、水屋に氷が張るそうです。
-
- AFTER
-
自在扉を取り外し、床の位置に合わせて取り付け直しました。
威風堂々とした玄関。
玄関横には、お年寄りの寝室。トイレもすぐそばです。
- BEFORE
-
民宿の頃の食堂の名残。
大きな自在扉がありました。
土間に降り、左の暗い廊下を経て、トイレやお風呂に通っていました。
-
- AFTER
-
旦那様の土木工事で広くなった裏側。
思い切って、増築部分を撤去。基礎と束を据え直して、強度も上がりました。
木板貼りだった壁は板金貼りで仕上げて、裏から見ても立派な家になりました。
- BEFORE
-
裏側から見たら、小さな増築のあとがいくつも垣間見えます。
山畑が家の手前まで、迫っています。
画像クリックで拡大します
100年以上前に建てられた古民家。床面積は200坪ほどあります。
裏山にスキー場があった頃は、民宿としても使われていたそうです。
しかし、昔ながらの炊事場は、三和土土間のままで、冬ともなれば防寒長靴にダウンジャケットで炊事をします。
浴室・トイレに行くにも、土間に降りて行かなくてはなりません。
旦那様が退職されて、この契機にと改修のご相談がありました。
水廻りを中心に、使わない部屋の整理と共に、
古民家の象徴とも言える大きな梁を生かしたリフォームを提案させて頂きました。